google.com, pub-6886053222946157, DIRECT, f08c47fec0942fa0 日本各地の美しい風土を巡ります。: 日本周遊紀行(92)三沢 「歴史と基地の町」

2010年5月14日金曜日

日本周遊紀行(92)三沢 「歴史と基地の町」

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日本周遊紀行(92)三沢 「歴史と基地の町」

わが街・「厚木」もそうであるが、こちら三沢も、やはり基地の街らしいが・・?、

サンダーバーズとブルーインパルスの共演(三沢基地提供)



国道338を南下する。 
三沢に至って六川目という所でのんびり昼食を摂る。

この時(平成16年10月2日AM)、ラジオニュースが大リーグ・マリナーズの鈴木イチローが257本の「安打世界記録」を達成した、と報じていた。 
ウレシイネ・・!イチローといい、ヤンキースの松井といい、日本人大リーガーが活躍してくれることは。


この国道は別名、「東部上北広域農道」というらしい。 南下するに従って五川目、四川目・・・一川目まで順に地名が付いていた。 
川筋を境に付けたのであろうか・・?まあどうでもいい事だけど、なにか曰く(いわく)は有りそうだ。


前項の東通村でもそうであったが、青森県は縄文文化の宝庫であるが、三沢市周辺でも二万年前から人類が住み着き、縄文期の遺跡も数多く発見、出土されているという。 小川原湖周辺の野口貝塚や早稲田貝塚は特に有名であるという。 
この縄文文化が華やいだ三沢の土地は、藩政時代には盛岡南部藩最大の牧場になっていた。 ここは南部駒の産地として知られて、今でも郊外ではゆっくりと草をはむ馬や牛の情景を見る。 

しかし、何と云っても現在の三沢を著名ならしめているのは、やはり「基地」であろう。 
基地といえば、小生の住む「厚木市」の隣町にも、終戦直後マッカーサーが降り立った基地として知られる「厚木基地」が在るが、(実際の所在は綾瀬市と大和市にまたがる)このことは東日本の最終日、地元・厚木の項で述べるとして・・、

太平洋戦争後、広大な牧草地域に米軍三沢基地が建設され、飛行場も開設されている。 
現在、米軍三沢基地を離陸するF16C戦闘機など防空網制圧の特殊部隊として、アジア北東部から中東までの広い範囲をカバーしているといわれる。

小川原湖と三沢市街の間に三沢基地はある。 
昭和13年に旧日本海軍が建設に着手し、昭和17年2月に三沢海軍飛行隊の飛行場として開設している。 
終戦後、米陸軍施設工兵隊に接収され、飛行場等施設の建設改修が行われ、米空軍戦闘航空群が駐留した。 
かの朝鮮動乱の時、三沢基地は前線支援基地として重要性が一段と増し、滑走路等の整備拡張が急速に行われた。 

その後は、在日米軍の縮小計画が発表され、飛行部隊が韓国や米本土へ移駐し、三沢基地から飛行部隊が撤去され、西太平洋艦隊航空隊(厚木海軍航空基地)の傘下に属することとなった。 
一方、航空自衛隊は北部航空方面隊司令部として、在日米軍三沢基地との共同使用を開始している。 

三沢航空基地は、民間・三沢空港も併設され、日本で唯一民間、航空自衛隊、アメリカ空軍の三者が共用する飛行場でもある。

三沢は、縄文遺跡埋蔵の地、広大な牧場の跡地、そして空港のある街と、多彩な顔、多様な歴史と異国情緒あふれる国際都市としての性格を持っているのである。


五川目から・・二川目、一川目を過ぎて、すでに「百石町」に来ていた。
百石はヒャッコクではなくモモイシと呼ぶ。 モモイシとは、アイヌの意味で「流れが豊かな甚だ曲がりくねった川」と称すらしい。

これが地名の由来となったという、あの有名な十和田湖を源流とする「奥入瀬川」は、この地を現在も豊かに流れている。 
百石の街はこの奥入瀬にへばり付くように発展したのだろう。

街の近くに架かる橋を「幸運橋」、川下に架かる橋を「開運橋」と言い、実に響きの良い名称である。

町の北に在る「いちょう公園」の中に、町のシンボル「自由の女神像」が建っているともいう。 
ニューヨークと同緯度で結ばれていることから、北緯40度40分の「4」の数字にこだわり、本家の4分の1の大きさで健立したという、実にユニークである。
橋の名前といい、自由の女神像といい、この街には幸運を呼ぶ何かがありそうだ。

次回は、「八戸」、その「戸」とは・・?



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