google.com, pub-6886053222946157, DIRECT, f08c47fec0942fa0 日本各地の美しい風土を巡ります。: 日本周遊紀行(56)神戸 「阪神大震災」

2010年12月18日土曜日

日本周遊紀行(56)神戸 「阪神大震災」

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 日本周遊紀行(56)神戸 「阪神大震災」  、




阪神大震災で倒壊した「阪神高速道路」(ハーバーハイウェイ)


神戸が中心だった「阪神大震災」のことである

三宮駅前正面・神戸市役所南側にある東遊園地内に「平成7年1月17日」に発生した阪神・淡路大震災の慰霊と復興のモニュメントがある。 
震災を記憶し、復興の歩みを後世に伝え、犠牲者の慰霊と市民への励まし、大規模災害に対する世界的規模での連帯による復興の意義をアピールすることを目的として、平成12年1月16日に設置された。

このモニュメントを含む東遊園地全体では、毎年1月17日にご遺族やボランティアのみなさんと神戸市によって「阪神淡路大震災1.17のつどい」が毎年開催されてる。 
又、中央区波止場町 メリケンパーク東端、メリケン波止場の一部(約60メートル)を震災で壊れた状態のまま保存しており、 震災の被害の凄まじさを目の当たりにすることができる。神戸港の被災状況や復旧の過程などを紹介してる。


阪神・淡路大震災は、1995年(平成7年)1月17日(火) 午前5時46分52秒、淡路島北部を震源として発生した(大都市)直下型の大地震である。 
淡路島及び阪神間(神戸市・芦屋市・西宮市・宝塚市・尼崎市・伊丹市・大阪府豊中市など)を中心に大きな被害をもたらし、特に神戸市中心部は壊滅状態になった。 
地震による揺れは、阪神地方の一部で震度7の揺れを観測した、戦後国内での最大の震災となった。

大都市を直撃した都市型災害としては関東大震災以来の未曾有の出来事であり、道路・鉄道・電気・水道・ガス・電話など、所謂、ライフラインは寸断され、広範囲で全く機能しなくなった。 
港湾都市である神戸は、神戸港も被害を受け多くの埠頭が使用不能となった。
また埋め立て地を中心に地面が軟弱化する「液状化現象」が見られた。当時、建設中であった明石海峡大橋は、地震の直接的な被害は無かったが、全長が1m伸びるという事態が発生したという。

これらの被害については、死者 : 6,433名、 行方不明者 :3名、 負傷者 :43,792名 、避難人数 : 30万名以上、住家被害 :全壊104,906棟、半壊:144,274棟、全半壊合計約25万棟(約46万世帯)、一部損壊263,702棟、火災被害 :住家全焼6,148棟、全焼損(非住家・住家共)合計7,483棟、罹災世帯9,017世帯 、その他被害 : 道路10,069箇所、橋梁320箇所、河川430箇所、崖崩れ378箇所 、被害総額:10兆円規模とされる。

因みに、先の大戦で神戸が空襲などで被災した数は死者7500人、重軽傷者1万7000人と言われ、主に、終戦間際の昭和20年8月に入ってからの数字である。
死者の数こそ戦災の方が多いが、震災は1日の一瞬の出来事である。 如何に神戸の震災が甚大であったかが判る。


元々日本は地震大国であり、日本の大型建築物は大地震にも堪えうる構造であるとされていたが、ビルやマンション、病院、鉄道の駅舎などで広範囲にわたり倒壊、全半壊が多くみられた。 
特に火災の被害が甚大であった神戸市長田区では、地震直後の火災に伴う火災旋風が確認されたが、消火活動が間に合わず、被害をより大きくする結果となった。 西宮市においても、住宅街に面した山腹の斜面において大規模な地滑りが起こり、多くの人々が犠牲になった。
三宮駅前に林立する、所謂ペンシルビルと言われる建物は斜めになって、隣のビルに次々寄りかかるという異常な事態になり、新開地近くの金融関係のビル群は座屈、市中を走る「ハーバーハイウェイ」(阪神高速道路)が横倒しになった。 
この凄惨な震災現場は、今度の震災の大きさの象徴的場所でもある。

一方、基礎工事がしっかりしていた最近の高層ビルは、ガラス一枚割れることなく無償であり、神戸大空襲の時に焼け残った昭和初期の建物も殆どが倒壊を免れたとも言われる。
従って、この事象による差異は、ある種の建築手法による人災ではないか、とも囁かれたが・・?

いずれにしても阪神・淡路大震災は、戦後の自然災害史上では最も大きな被害をもたらし、その後の復旧・復興過程を含めた生活への影響は実に甚大でかつ非常に深いものであった。 
戦後の日本社会が経験してきた諸災害と比較しても、被災者が受けた衝撃は余りにも大きく、被害の大きさ(全半壊家屋数、人的被害の大きさ)からも、けた違いの災害であり、被災後の社会的対応という面でも、かってない規模と内容の広がりをみせ、社会的問題が一気に噴き出した。 
それに対する行政、防災関連機関をはじめとする社会のすべてのレベルにおける対応のあり方も問われたのであった。

次回は、「淡路島



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