google.com, pub-6886053222946157, DIRECT, f08c47fec0942fa0 日本各地の美しい風土を巡ります。: 新・日本紀行(40)熊野 「世界遺産・熊野」 

2015年4月14日火曜日

新・日本紀行(40)熊野 「世界遺産・熊野」 






 新・日本紀行(40)熊野 「世界遺産・熊野」  ,





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熊野三山




さて、次に向かおう・・

沿岸地域に迫る重畳たる紀の国、木の国、鬼の国の山塊も、鬼ヶ城、獅子岩あたりで終わりをつげ、今度は対照的に明るく開けた、そして、ほぼ直線で平坦な熊野灘の海岸を行くことになる。 
実に開放感たっぷりで気分も爽快である。 
すぐ右手に紀勢本線のローカル列車がのんびりと走っている。 左は防風林と思しき青松群が平行していて、時折、紺碧の海原がキラリと光らせている。

ここは御浜町(みはま)の「七里御浜・ひちりみはま」で、町名が先か地名が先かは定かでないが、この浜は特徴ある浜様を呈しているようである。
道の駅「パーク七里御浜」もあったが、その向い側の浜辺の休憩所・阿田和PAに車を止めて海辺をのぞいて見た。 

遥かなる水平線の青松と白砂の海岸(・・?)が延々と続いている。 
浪打際をよく見ると、白砂と違って玉砂利が敷きつめられた砂礫の海岸であった。 
これが、ゆるやかに円弧を描きながら延々と続いている。そんな風景を見るだけで、気分が晴れ、大らかになれるが気分がする。

気が付くと、小波が打ち寄せるときもそうだが、返す波の時に小石の転がる音が、「シャラシャラ」と何とも心地良い音がよく響いてくるのである。 
これらの玉砂利は「御浜小石」と呼ばれ、黒色や青色、オレンジ色などカラフルで、色の模様や形も多彩なためアクセサリーとしても人気を呼んでいという。 
そういえばこの地方は碁盤の黒の碁石である「那智黒石」の産地でもあった。 

半島を流れる急流河川の熊野川が途中で岩盤や地質帯を渓谷が削り、砂礫となって御影石やカラフルな縞模様の石などになる。 玉砂利の海浜では日本一長いとも言われる。
序でながら、この玉砂利は素足で歩くと健康に良いといい、昨今の健康ブームでこの浜を素足で歩く人が増えているという。



「花の窟」付近からは熊野本宮へ到る道が今のR311号線として分岐している。 
神木から阪本の間には横垣峠道、そして風伝トンネル付近は風伝峠道と、いずれも古来の熊野古道の雰囲気が残っているという。 

尚、R311は熊野川・瀞峡、本宮社から大峯山、吉野山と龍神から高野山と近畿主要地を縦断する東側の入口にも当たる。 又、本宮社より熊野街道・中辺路を経て、西海岸の田辺に至る。 


紀勢本線の「鵜殿」の駅前を過ぎ町内を通り越すと、視界を左右に振る程の広大な川幅を有する熊野川が、水の動きもユッタリとして流れ動いている。 
川岸を走って熊野大橋にかかる頃には、向う岸にこんもりした森が見渡せる。
既に新宮市であり森は熊野三山の一つ「熊野速玉大社」である。

地域は既に「紀州・和歌山県」に入っていた。


熊野三山は、熊野本宮大社(ほんぐうたいしゃ)、熊野速玉大社(はやたまたいしゃ)、熊野那智大社(なちたいしゃ)の三つの神社の総称で、2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として、吉野山、高野山などとともにユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。

尚、世界遺産に関した「熊野三山」界隈は別項・に記載してあります

世界遺産: 『日本の世界遺産』 
世界遺産: 『紀伊山地の霊場と参詣道


次回は新宮・「神倉神社


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