google.com, pub-6886053222946157, DIRECT, f08c47fec0942fa0 日本各地の美しい風土を巡ります。: 兵庫県・宝塚; 「宝塚といえば女の城」

2015年8月30日日曜日

兵庫県・宝塚; 「宝塚といえば女の城」






 兵庫県・宝塚; 「宝塚といえば女の城」  ・




















女の城  、


尼崎での鎮痛な気分を切り替えて、有馬温泉へ向かうため幹線道2号線から地方道42号を北上し、先ずは宝塚方面へ進む。 
阪神の沿岸地区の所謂、産業地区から、ようやく離れて新鮮な緑や川面の緑青が目に付き心が癒される。 西の方角は六甲の山並みが見え、緩やかな傾斜を辿りながら延びてきて、やがてこの辺りの武庫川を境に平地となっている。 

宝塚、西宮郊外、芦屋は六甲の山裾が東、東南へ延びて丘陵地形造り、阪神地区のベットタウンとして発展している。 
特に、芦屋地区は、当時は別荘地としても有名であった。 武田繁太郎の昭和30年代・芦屋マダムの生態を描いた「芦屋夫人」が猥褻(わいせつ)小説かどうかは別にして、当時流行の「有閑マダム」の代名詞になったのは事実である。 
宝塚市は、小林一三氏が手がけた阪急電鉄経営の宝塚歌劇が有名であり、美しき女性専門の歌劇団の所在地でもある。 又、関西の奥座敷として、温泉や芦屋市・西宮市とならんで高級住宅地としても知られる。


夕刻時分とあって、街へ近ずくにしたがい、R176と中国道の宝塚I・C付近からは一段と賑やかかさが伝わってくる。 間もなく緑豊かな公園の中に「手塚治虫記念館」(「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」「火の鳥」などアニメ、漫画で知られる手塚治虫は宝塚出身)があり、その隣に巨大な建造物、赤い屋根の豪奢な建物が直ぐ目の前に現われてきた。
赤茶のスペイン風瓦屋根と白壁の外観が際立つ、南欧のお城をイメージしたと言われている宝塚歌劇団の本拠地、「宝塚大劇場」である。
数々の名公演や名女優を輩出した女性憧れの地、女の園であり、又、東京宝塚劇場や東宝系の映画制作、映画館の元祖とも言うべき本山でもある。

 
宝塚という場所は、元々は温泉地であったらしい。
宝塚電鉄並びに宝塚歌劇団の創始者小林一三翁が鉄道の乗客誘致のために温泉を作り、その余興として1913(大正2)年16人の少女によって結成された「宝塚唱歌隊」が宝塚歌劇団の前身であった。 そして翌年の1914年(大正3年)、プールを改造した劇場で初演の幕が上がり、間もなく1世紀にわたる歴史が始まったという。


宝塚歌劇団とは、阪急東宝グループを母体とする男役も女役もすべて女性が演じる劇団で、(スタッフは男性もいる)本拠地は兵庫県宝塚市の当地において、花、月、雪、星、宙(そら)の五つの組が交代でレビューや芝居を公演している。 
劇団員になるには、「宝塚音楽学校」への入学競争率約40倍・・!、「東の東大、西の宝塚」と言われるほどの難関を卒業する必要がある。 音楽学校時代の二年間の予科、本科。入団してからの研究科、と宝塚歌劇団そのものが大きな学校である。
各組には、トップスター、トップ娘役がいて主にこの二人を中心に舞台は作り上げられるという。
歌劇団退団後も、芸能界で活躍する女優も多く、大地真央、黒木瞳、天海祐希等、又、扇千景元国土交通相も宝塚歌劇団出身である。 小生の好きな「ズカ・ジェンヌ」OB・・否、OGは八千草 薫であったが・・!これは余計。


次回、白洲次郎


 

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